【糸井重里さん、推薦!】
ひとりの人間のなかに、こんなに大量の「おもしろい」があっても、よいものなのだろうか。
【内容紹介】
自分のことを書くというのは、照れくさいものである。そう思いつつ、ずいぶん書いてしまった――妻・平野レミさんとのエピソードから、はじめての育児、「週刊文春」の表紙イラストや装丁の仕事まで。 谷川俊太郎さんや篠山紀信さん、渥美清さん、向田邦子さんら著名人との驚くべき交友録も盛りだくさん。“めったに自分を語らない”和田誠が自分について書いた貴重なエッセイを復刊。イラスト79点収録。糸井重里氏、推薦!
【本文より抜粋】
自分の行動を書きつけるなんて、小学校以来のことである。かつては日記を書いて行かないと学校で先生に叱られたが、今は締切を守らないと編集者に叱られる。締切に追われて書いたおかげで、そうでなければ忘れてしまう子どもの言動などを記録しておくことはできた。
わが家としては、つまらぬ記録でもないよりあった方がいい。(「あとがき」より)
妻が突然「絵を習うことにした」という。先生の教え方がうまいとみえて、短期間に長足の進歩をとげた。毎月連載で書く文章に自分で挿絵なんか描いている。これが結構さまになっていたりするので、プロである亭主は困ることもあるのだ。「手伝ってるんだろ」と言われるからである。(「描くということ」より)
【目次抜粋】
・猫について
・俳人二十面相
・家庭大料理
・晴れた日・または篠山紀信
・カレーライスについて
・谷川俊太郎の33の質問と清水哲男のスピーチ・バルーン
・描くということ
・出産大報告
・赤ん坊大転落 他
・装幀のこと
・植草さんのお葬式にはアルトサックスとトランペットが鳴り響いた
・三人の恩師と二つの装幀について
・ひとコマ漫画と欧米人の反応について
・情熱のペンギンごはん
・わたくしにとって日本語とは何か
・父親レポート
・翻訳について
・歌仙・私家版日本語文法・窓ぎわのトットちゃん
・悩み多き今日この頃
・戦争の犬たちなど
・向田さん
本書は、1982年に講談社より刊行された『わたくし大画報』を復刊したものです。- シリーズ
- 一般書
- 著者
- 著:和田 誠
- 発売年月日
- 2024/03
- ISBN
- 978-4-591-18027-3
- 判型
- 四六判
- サイズ
- 188mm ×128mm ×20mm
- ページ
- 254ページ
- 主な対象年齢・学年
- 高校, 一般, シニア
- ジャンル
1,760円(税込)
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